『縫っている時の音が大きく、ギコギコした感じでそのうえ糸切れ、糸が輪になる等の現象でお手上げ』ということで当社に依頼いただきました。
全体的な整備とクリーニングのご依頼です。
釜回りから順番に整備を進めていきます。

段差縫いや厚物を縫っていたみたいで、針板が陥没していて傷もかなり多く見られました。
全体整備後、最終的に部品交換になる箇所です。

糸切・送り関係の箇所をチェックすると、油が完全に乾いていた状態でこのシリーズのミシンは矢印のピンが飛び出してきて送り不良になることがありますので、細かくチェックしながら各部調整していきます。
右写真のクランクロット部も固まるので要チェックでした。

外装カバーをすべて取り外し、不具合箇所のチェックと注油・グリスを行いました。

テンションローラーの中がさび付きで固まっていたので、ローラーを取り外し研磨と修正します。

外装カバーの内側・外側とも汚れをきれいにしていきます。


各部を順番にチェックしながら組み付けて、修理完了です。

届いたミシンを見て笑顔になっていただけるとうれしいです。
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