シンガーの足踏みミシン 全体整備でお預かりしました。
テーブルもかなり 傷んでいる状態でした。

取り外せる部品はできる限り取り外して、部品の一点一点慎重に磨きました。
外装の塗装にも配慮し、塗装が剥がれないように
洗剤はできるだけ薄めてすこしづつ磨きます。

シャフト部分も注油前に固着の原因を研磨・バフ加工等で
磨き上げてから注油と組み付け、調整を行いました。
縫いテストは モーターを取り付けて行います。
部品の色も徐々に甦り、黒味を帯びてきました。

本来光っていたメッキ部分も 光沢が甦るとなんとも良い雰囲気が
でて来ました。固着部分はかなり有りましたが、メンテナンス後は
回転もスムーズになり、これなら縫いも大丈夫!と確信がもてるまでに復活しました。


細かい仕上げ作業を行い、縫う準備まで仕上げます。

【追加画像】
お客様のご自宅にて お預りのミシンをセットアップします。
新品の皮ベルトを取りつけます。新品は皮が硬く馴染みませんので
何度も手で揉み込んで柔らかくし、仕上げにミンクオイルにて皮ベルトを柔らかくして馴染ませました。


テーブルはお客様自身が何度もヤスリがけで表面を削り
木工塗料で塗装もくりかえし、ニスも塗ってきれいに仕上げておりました。
テーブルも見違えるようにキレイになっていて、全体的にとても良い雰囲気になりました。
ありがとうございました (^^ゞ